2017年10月9日 更新

【新旧ディテールを細かくチェック!】新旧シードゥエラーは何が違う?

多くのロレックスファンが予想だにしなかったであろう、わずか3年でのモデルチェンジとなったシードゥエラー。新型シードゥエラーはこれまでのものと、どこが違うのか。その違いを探っていきたいと思います。

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「赤シード」が新型で復活!

新型シードゥエラー(Ref.126600)

新型シードゥエラー(Ref.126600)

 2014年に登場したシードゥエラー4000は、キズに強いセラミックベゼル、肉厚な904Lスチールケース、そしてブレスレットはサイズの微調整が可能なグライドロックエクステンションシステムを採用するなど、多くの現行モデルと同じ仕様になっており、外装面においては改良の必要性を感じるような点はほぼ見られませんでしたが、改良の余地を残していたのがムーヴメントです。新型シードゥエラーが改良されたのは、まさにその搭載ムーヴメントでした。

 そして何より大きな話題となったのが、モデル名の「SEA-DWELLER」表記をレッドペイントで表現した、通称「赤シード」の復活です。初代モデルの伝統を受け継いだ、と公式プレスリリースにも記された通り、この赤いモデル名表記はシードゥエラーのファーストモデルで採用されていたもので、アンティークロレックスファンにはたまらない仕様となりました。
旧型 シードゥエラー4000(Ref.116600)

旧型 シードゥエラー4000(Ref.116600)

「赤シード」表記以外の大きな変更はこの二つ

次世代ムーヴメント、Cal.3235を搭載

 14件の特許を取得し、技術の粋を集め開発されたCal.3235。LiGA(電鋳微細加工技術)による軽量化でエネルギー効率が従来より約15%向上したクロナジー脱進機、香箱の壁を薄くし大きな動力ゼンマイを収納して実現した約72時間ものパワーリザーブ、新開発の引き込み式ツメにより操作禁止時間帯がないデイト表示のほか、耐磁・耐衝撃性に優れたヒゲゼンマイ、耐衝撃性が高められた耐震装置など、次世代機にふさわしい性能を実現しました。

サイクロップレンズを採用

 旧モデルでは見られませんでしたが、デイト表示を読み取りやすくするためのサイクロップレンズが新型シードゥエラーで初採用となりました。シードゥエラーに採用されなかったのは風防の耐久性を考慮したと言われますが、新型モデルはそうした強度面が改良されたということなのでしょうか。

他にも異なるポイントがたくさんあります

ケースと針のサイズアップ

 搭載ムーヴメントの変更に付随した違いになりますが、新型(Ref.126600)は旧型モデル(Ref.116600)と比べて3mmサイズがアップしています。そして、針です。新型の時針は付け根の部分の径が分針や秒針のそれよりも明らかに大きいです。

さらに新型と旧型ではサイズが違うにもかかわらず、ケースに対する針のサイズバランスは変わりません。これは少なくとも旧型の針を転用したのではなく、旧型とは違う針を使用していることになります。
新型 ケース厚

新型 ケース厚

旧型 ケース厚

旧型 ケース厚

リューズガードの形状

 もうひとつ注目したいのがリューズガードの形状です。このディテールの違いは新型シードゥエラーのコンセプトにも関わるといえるかもしれない重要なポイントです。というのも、旧型では引っ掛かりを軽減するためなのか、リューズガードが薄い旧型特有の形状でしたが、新型はサブマリーナと同様の厚みのある形状に変更されています。
新型 リューズの形状

新型 リューズの形状

旧型 リューズの形状

旧型 リューズの形状

文字盤の仕上げ

 そして見逃せないのが文字盤の仕上げです。新型と旧型では文字盤の仕上げが異なります。事実、ロレックスが配布する新型の製品情報をまとめたe-ブローシュアの文字盤の項目には「グロス仕上げ」と記されているそうですが、これは旧型にはなかったものです。新型の文字盤には光沢のあるものが採用されているようです。
新型 文字盤

新型 文字盤

旧型 文字盤

旧型 文字盤

赤シードって何のこと?

 シードゥエラーのファーストモデル、Ref.1665は1967~78年頃まで製造されました。そのうち74年頃まで作られた個体については文字盤の「SEA-DWELLER」と「SUBMARINER 2000」の印字が赤くなっているとされています。

サブマリーナ初のデイト付モデル、Ref.1680の初期バリエーションには「SUBMARINER」の印字がありますが、これはレアロレックスの代表格「赤サブ」として知られています。この赤サブに倣い、赤い印字を持ったシードゥエラーは愛好家たちから「赤シード」と呼ばれています。

赤サブは初期の個体にのみ見られるレアディテールとなっていますが、赤シードの場合はレアなディテールというより、Ref.1665ならではの特徴といった印象のほうが強いでしょう。事実、新型シードゥエラーのモデル名の赤い印字について、ロレックスはプレスリリースのなかで「初代モデルの伝統を受け継ぎ」と表現しています。

そんな「赤シード」が復活したということでも注目されました。

赤シードの種類

 赤シードにはいくつか種類があります。これについてロレックスが公式に認めたものではなく、微細なディテールの違いを熱心な愛好家たちが体系立てて整理したものです。

愛好家たちの間でアンティークモデルの研究が進んだ結果、その分類は非常に細分化されていますが、指針となる定義を最初に示したのがオークションハウスのアンティコルムです。製造時期とディテールの違いに着目し、赤シードを「ダブルレッド」と呼び、マークⅠからⅣの4タイプに分類しました。

しかし、2008年のオークションで67年以前に製造されたと思われる個体が発見されたため、「シングルレッド」「マーク0」と呼ばれるプロトタイプを加えた計5タイプが、広く愛好家たちに認められる分類となりました。

現在は、さらに細分化

 上記に加え、現在は文字盤についても表記がピンクに退色した最初期の文字盤を、通称ピンクシード(マークⅠ)、「SUPERLATIVE」と「CHRONOMETER」、さらには「OFFICIALLY」と「CERTIFIED」の間の表記がきれいに中央で分かれるセンタースプリット(マークⅡ)など、さらに細分化されています。

旧型Ref.116600はどこへ行ったのか?

 シードゥエラー4000こと、Ref.116600は、新型が発表されたことに加えて、公式ホームページから姿を消してしまったことからロレックスファンの間では、生産終了が囁かれていましたが、大方の予想通り、生産終了が決定しました。
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