腕時計はビジネスで活用するべき
多くの人が考えることは、腕時計の購入でモチベーションを上げることでしょう。
しかし僕に言わせれば、それは精神論です。腕時計の支払い明細を見て現実に戻り、トーンダウンするのが落ちでしょう。
しかし僕に言わせれば、それは精神論です。腕時計の支払い明細を見て現実に戻り、トーンダウンするのが落ちでしょう。
そこで目指すことは時計にかけた分、月々の給与や収入に反映できる腕時計の購入を目指すべきです。
そう聞くと、腕時計投資と聞こえるかも知れません。確かに腕時計投資も利益が出て、収入増につながります。
そう聞くと、腕時計投資と聞こえるかも知れません。確かに腕時計投資も利益が出て、収入増につながります。
しかし、腕時計投資でそんなに儲かるわけではありません。
低金利時代の現代、預金よりも少し金利が良い位が関の山です。
低金利時代の現代、預金よりも少し金利が良い位が関の山です。
腕時計はビジネスで重要なアイテムになります。商談のキッカケになることや相手がどんな考えかの判断がつきます。
それによってプレゼンの手法や中身を変化させて成功させることも可能です。
それによってプレゼンの手法や中身を変化させて成功させることも可能です。
しかしもっと、わかりやすく購入した金額をビジネスで回収できる腕時計ならもっと良いのでは?
僕は今回そんな腕時計を購入するための選び方を紹介します。
僕は今回そんな腕時計を購入するための選び方を紹介します。
腕時計だって武器になる
その昔「ペンは剣より強し」だと言ったジャーナリストがいました。
これはジャーナリストが暴力に屈しない、時の政権の力に屈しないことをあらわしたものです。
これはジャーナリストが暴力に屈しない、時の政権の力に屈しないことをあらわしたものです。
またゲリラ戦を行う兵士や護身術でペン先を武器にする術も存在します。
腕時計だって工夫しだいではビジネスでは武器になるはずです。
ビジネスという戦場ではスーツやネクタイだって武器になります。
腕時計だって工夫しだいではビジネスでは武器になるはずです。
ビジネスという戦場ではスーツやネクタイだって武器になります。
具体的にはどうするのか?
次の目次では都内在住30代ビジネスマン鈴木くんのストーリーで紹介します。
次の目次では都内在住30代ビジネスマン鈴木くんのストーリーで紹介します。
アポ先の資産家婦人の攻略法は?
富裕層を対象に金融商品をセールスしている、30代前半のビジネスマン鈴木正(スズキタダシ)は自身の平凡な名前にコンプレックスを持っていました。
彼は札幌市出身で地方銀行からキャリアアップし現在は都内在住の外資系投資会社に勤務しています。
彼は札幌市出身で地方銀行からキャリアアップし現在は都内在住の外資系投資会社に勤務しています。
国立大学で国際経済を学んだ自身の欠点はこの平凡な名前、そのため個性的な名前のイギリス人俳優、ベネディクト・カンバーバッチに憧れを抱いていたのです。
ある秋晴の木曜日、アポ先の資産家、灘浜(なだはま)邸へ向かいます。
ある秋晴の木曜日、アポ先の資産家、灘浜(なだはま)邸へ向かいます。
英国風の灘浜邸の館は威風堂々とした雰囲気で、鈴木君を待ち構えます。
応接室に座ると、夫人から用件は?と、聞かれました。
「今日は当社の新商品の紹介にきました。」
もちろん鈴木君、そんな新商品だけで、簡単に相手から契約を取れるなんて思っていません。
応接室に座ると、夫人から用件は?と、聞かれました。
「今日は当社の新商品の紹介にきました。」
もちろん鈴木君、そんな新商品だけで、簡単に相手から契約を取れるなんて思っていません。
先月発売されたばかりの投資信託商品を説明しても、夫人の顔は冴えません。
鈴木君にしてみればこれは想定済みです。少しだけ視線を落とし購入したばかりの愛機、ジャガールクルトのムーンフェイズを見つめます。
これは彼のリラックス法、腕時計の秒針の動きを見ると少しだけ心が落ち着くのです。
鈴木君にしてみればこれは想定済みです。少しだけ視線を落とし購入したばかりの愛機、ジャガールクルトのムーンフェイズを見つめます。
これは彼のリラックス法、腕時計の秒針の動きを見ると少しだけ心が落ち着くのです。
「この投資信託どんな企業の株式を対象としているの?」
”この反応は現状投資している他社商品に少し不満を持っている!”鈴木君は感じました。
さて、どうする?
”この反応は現状投資している他社商品に少し不満を持っている!”鈴木君は感じました。
さて、どうする?
再び先月買った、マスタースリムウルトラパーペチュアルに目をやり、その瞬間アイディアが思い浮かびました。
「私はこの信託商品に精密機器メーカー関連の株を中心に運用させることを考えています。」
「私はこの信託商品に精密機器メーカー関連の株を中心に運用させることを考えています。」
時計の秒針がもたらしたヒント
ジャガールクルト創業者のアントワーヌ・ルクルトは時計用極小精密歯車の制作機も発明した時計職人だったのです。
前職で担当地域の中堅メーカーを担当していた時の知識が蘇り、アイディアが泉のように湧き出てきました。
前職で担当地域の中堅メーカーを担当していた時の知識が蘇り、アイディアが泉のように湧き出てきました。
「なぜなの?」夫人は身体を前のめりにして聞いてきた。良い反応だ、世の東西問わず前のめりになってくることはこちらに興味を持っている証拠だ、鈴木君は確信します。
「はい、物づくりの原点は精密機器分野にあると考えています。どんなに産業構造が変化しようとも、精密機器産業は衰退しません。これは19世紀産業革命から不変なのです。」
鈴木君ここへ歴史的な裏付けを持ち出し、顧客に安心感を与えることに成功します。
「はい、物づくりの原点は精密機器分野にあると考えています。どんなに産業構造が変化しようとも、精密機器産業は衰退しません。これは19世紀産業革命から不変なのです。」
鈴木君ここへ歴史的な裏付けを持ち出し、顧客に安心感を与えることに成功します。
「おもしろいわね」夫人はニッコリ笑いソファーから身を乗り出します。「もう少しだ」はやる気持ちを抑え、鈴木君は続けます。
「個人的には明治創業の『御影石精機』に注目しています。」鈴木君はかつて担当エリアだった企業名を挙げてクロージングにかかるのです。
「個人的には明治創業の『御影石精機』に注目しています。」鈴木君はかつて担当エリアだった企業名を挙げてクロージングにかかるのです。
「御影石精機?聞いたこと無いわ、でもなぜこの会社を?」夫人の質問に対して、
「この会社は大手製鉄会社向けの部品も納品しています。その中でも精密機器用の歯車の製作が優れています。」
鈴木君はさらに、
「最近では歯車と潤滑油との馴染みを改善する、特許技術開発に成功しています。」
「どんなに電子部品が発展しても、歯車は不可欠です。まだまだ伸びる要素はあります。」
「この会社は大手製鉄会社向けの部品も納品しています。その中でも精密機器用の歯車の製作が優れています。」
鈴木君はさらに、
「最近では歯車と潤滑油との馴染みを改善する、特許技術開発に成功しています。」
「どんなに電子部品が発展しても、歯車は不可欠です。まだまだ伸びる要素はあります。」
「その株の運用、実際にできるの?」乗り気になってきたから話に具体性が出てきます。
「まだ上司の許可は貰っていません。商品内容が変わるため審査部の了承も必要です。」ここは大風呂敷にならないように慎重に話を進める鈴木君、この大胆かつ慎重なトークが功をそうします。
「まだ上司の許可は貰っていません。商品内容が変わるため審査部の了承も必要です。」ここは大風呂敷にならないように慎重に話を進める鈴木君、この大胆かつ慎重なトークが功をそうします。
『わかったわ。その御影石精機の株は必ず商品に含めて、そして上司の承諾が取れたら連絡ちょうだい。私の携帯の番号にお願い。運用額は最初1億で、半年後にさらに数億ほど実績をみて増資するから。上司にそう伝えて。』夫人はそう言うと、携帯番号のメモを鈴木君に渡します。
ジャガールクルトのエンジニア精神に惚れ込み買った鈴木君
帰り道、すぐに上司に連絡承諾が取れため、灘浜夫人へ連絡します。
「私、今移動中なの。あなたの話聞いていたら、約束に遅れちゃった。月曜日の11時に来て、来れるでしょう!」夫人は早口で喋り鈴木君は快諾した。
「私、今移動中なの。あなたの話聞いていたら、約束に遅れちゃった。月曜日の11時に来て、来れるでしょう!」夫人は早口で喋り鈴木君は快諾した。
鈴木君がジャガールクルトを購入した理由は創業者アントワーヌ・ルクルトが腕時計メーカーの中でもよりエンジニア的な発想を持った、人物だったためです。購入後にベネディクト・カンバーバッチがアンバサダーになったことを知りました。
そんな偶然が重なったことで、このブランドに対してより一層愛着を持つようになりました。
そんな偶然が重なったことで、このブランドに対してより一層愛着を持つようになりました。
薄く優れたムーブメント、レベルソという斬新なアイディアな腕時計もあります。明らかに他のスイス時計ブランドと少し毛色の違う、メーカーです。
創業者の死後も時計ケースに初めてステンレスを使うなどエンジニア精神は20世紀に入っても健在、現代に至ります。
創業者の死後も時計ケースに初めてステンレスを使うなどエンジニア精神は20世紀に入っても健在、現代に至ります。
帰りの電車へ駅へ向かう商店街を通り抜けるとコロッケ屋の初老の店主の顔がアントワーヌ・ルクルトに見えたのは気のせい?でしょうか。