ミステリー時計人生に刺激を　～スリルショックサスペンス・腕毛は死の香り～

退屈な日常に与えられる一服の清涼剤。その一つに成りえる身近な存在、ミステリー。日常にミステリーを添えれば新鮮な刺激が呼びさまされるのではないでしょうか？

そもそもミステリーとは何ぞや？

ミステリーその甘美かつ妖艶な怪しさを漂わせるキーワードはそもそも、「謎」「不可思議」「神秘的」「推理作品」などを意味する言葉です。
単純で代わり映えのない毎日だと日々に絶望し、疲弊しきったあなたにこそ人生の刺激材にこの【ﾐｽﾃﾘｰ】を日常に取り入れてみてはいかがでしょうか？

ミステリークロック

via blogs.yahoo.co.jp

はいそれでは上記画像の時計をご覧ください。まるで時計の針が空中に浮いているようではありませんか！ミステリーですね！
そう、ここはWATCH MONSTER 時計でもってミステリーを感じようという趣旨で御座います。
このような画像の時計はミステリークロックと言われるジャンルの時計です。その起源は有名ジュエラーカルティエです。宝飾界トップクラスの技術力と発想力が用いられた芸術品です。

以下にミステリークロックのいくつかと解説を掲載します。　

カルティエ　ミステリークロック

1920年代アートオブ・カルティエコレクション

via progress1988.com

青い部分はラピスラズリ、まさに時を刻む芸術品です。
そして浮かぶ2針が非現実性を醸し出しています。
初期カルティエのアートコレクションはその希少性からも現在は超高額にて取引されています。
その佇まいにはカルティエの美学を感じられます。

ロトンドドゥカルティエミステリアスダブルトゥールビヨン

一転してこちらは現行カルティエのミステリーウォッチ/トゥールビヨン

via www.webchronos.net

透明なディスクの上を、キャリッジが滑るように回るミステリアスダブルトゥールビヨン。
かつてない試みを成功させたのは、古典から学ぶカルティエの姿勢とそれ以上に、卓越した設計であった。

出典クロノス日本版アーカイブ 2013年9月より
http://www.webchronos.net/sp/2013/08/cartier_48/

約一世紀を経た今現在でもカルティエの美学が息づいている、そんな印象を受けますね。

クインティング

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こちらの時計はクインティングのミステリーウォッチです。
画像を見てもらうと分かる通り完全に透明です。この腕時計もクインティング独自開発のパーツにより作成されています。完全自社制作の所謂マニファクチュールです。
そしてこのブランドの時計の動力はクォーツ（電池式）です。ただこちらも単純なものではありません。独自開発されたクォーツで7年の歳月と莫大な開発費がかかったと言われています。

こちらもまた弛まぬ技術努力の賜物と言える一品です。

　・回答編

さていくつかのミステリークロックを見てきましたが、いかがだったでしょうか？
さあそこでミステリー（小説）には必ずある種明かしのコーナーです。

以下にミステリークロックの仕組みをサクッと解説しましょう。

しかしちょっと待ってください。
謎は謎のままの方がロマンがあって良いという考え方も私はあると思います。
手品、マジックの類はネタを知ってしまうと一気に楽しめなくなってしまうものです。
それでも良いという方は以下の項目で詳細を確認してください！
ロマンを追い求める紳士淑女の皆様は今すぐにPCをシャットダウンしてください！

さあ、すぐに！

クインティング解説

via blog.goo.ne.jp

さて解説です。ざっくりいうと本来時計を作動させる発類がベゼル周りに隠されています。最初に見てもらったカルティエのもは土台に隠されています。他にもコルムのゴールデンブリッジというモデルは中心の柱にムーブメントが隠されています。

上記のクインティング解説には透明のアクリルディスクパーツが用いられているのが分かります。
これが0.01㎜から0.8㎜間隔で平行に230枚も積み重ねられています。

あとはhttp://www.geocities.jp/jnkei/golden_hour_clock.htmlこのサイト様が詳しく構造を説明してくれています。ぜひ見てみてください（丸投げ感）

毎日の生活の中にこのような日日常感を演出する一助としてミステリークロックを眺めてみるのも一興ではないでしょうか？