Dennison Watch Case Co,
デニソンケースという腕時計のケースをご存知だろうか
デニソン・ウォッチケース・カンパニーという
イギリスの会社が製造していた時計ケースを総じてこのように呼ぶのである
イギリスの名門スミスが採用していた事で有名であるが、
イギリスの時計メーカーのみならずロレックスやオメガなどにも採用されていた。
イギリスの会社が製造していた時計ケースを総じてこのように呼ぶのである
イギリスの名門スミスが採用していた事で有名であるが、
イギリスの時計メーカーのみならずロレックスやオメガなどにも採用されていた。
デニソン・ウォッチケース社の歴史はかなり古い。
アーロン・ラフキン・デニソンというアメリカ人が、1850年にウォルサム社を設立した後に
イギリスに渡り今度はバーミンガムで懐中時計のケースを製造し
ウォルサムのロンドン支社へ供給するビジネスを1862年に始めたのが
デニソン・ウォッチケース社の始まりとなる
アーロン・ラフキン・デニソンというアメリカ人が、1850年にウォルサム社を設立した後に
イギリスに渡り今度はバーミンガムで懐中時計のケースを製造し
ウォルサムのロンドン支社へ供給するビジネスを1862年に始めたのが
デニソン・ウォッチケース社の始まりとなる
デニソンケースは、基本的にラウンドシェイプとクッションシェイプしか存在しない
ただしその素材や構造はいくつかのバリエーションがあり、
『DENISTEEL(デニスチール)』と名付けられたステンレスを主にしており
YGなどの貴金属素材で作られたものは特にコレクターに人気が高い。
ただしその素材や構造はいくつかのバリエーションがあり、
『DENISTEEL(デニスチール)』と名付けられたステンレスを主にしており
YGなどの貴金属素材で作られたものは特にコレクターに人気が高い。
DENNISON WATCHES
DENNISON WATCHES

Dennison was at the forefront of the British watch industry for the best part of the 20th century. 2016 has seen the revival of this once illustrious company whilst remaining true to the company’s heritage.
The Revival has seen Dennison once again design watches in Birmingham, a stones throw away from the original factory. The English-made watch cases are manufactured using some of the original Dennison factory machines, housing robust Swiss-made movements, finished & tested in England.
デニソン自体の名前を聞いた事がある人は、かなりのアンティーク通であろう。
この単なるケースサプライヤーが、何故ここまで認知され人気を博すのか
それは、現在の腕時計の基礎となる防水性の高いケースの供給により
ロレックスやオメガなどのメゾンに採用されていた事が1番の要因であろう。
1965年に操業を停止していたデニソン社だが
2010年に熱心な時計ファンの手により、再び商標が取得され
見事に復活を遂げたのであった。
そして、2015年に
新生デニソンとして、第一弾のコレクションが発表された。
この単なるケースサプライヤーが、何故ここまで認知され人気を博すのか
それは、現在の腕時計の基礎となる防水性の高いケースの供給により
ロレックスやオメガなどのメゾンに採用されていた事が1番の要因であろう。
1965年に操業を停止していたデニソン社だが
2010年に熱心な時計ファンの手により、再び商標が取得され
見事に復活を遂げたのであった。
そして、2015年に
新生デニソンとして、第一弾のコレクションが発表された。
そのコレクションは、ヴィンテージロレックスフリークなら
誰でも知っているだろうロレックス エクスプローラーⅠのファースト ハニカムダイアル
往年のコレクタブルなハニカムダイアルを復刻した時計は
ロレックスのオリジナルにはないデイト表示を持ち
以前は、ケースの内側にひっそりと位置していたロゴが
堂々とダイアル上に鎮座している。
誰でも知っているだろうロレックス エクスプローラーⅠのファースト ハニカムダイアル
往年のコレクタブルなハニカムダイアルを復刻した時計は
ロレックスのオリジナルにはないデイト表示を持ち
以前は、ケースの内側にひっそりと位置していたロゴが
堂々とダイアル上に鎮座している。
ETA2824-2キャリバーを搭載し、316Lスチールのケースは
当然ながらイギリス製で当時のデニソン品質を継承している。
楔形のハンズとインデックスも、1950年代の雰囲気を醸し出し
ルミノヴァの夜光で、実用性にも欠かない。
ダイアルは3種類用意され、ゴールドインデックスのブラック、ホワイトと
シルバーインデックスのブラックダイアルである。
当然ながらイギリス製で当時のデニソン品質を継承している。
楔形のハンズとインデックスも、1950年代の雰囲気を醸し出し
ルミノヴァの夜光で、実用性にも欠かない。
ダイアルは3種類用意され、ゴールドインデックスのブラック、ホワイトと
シルバーインデックスのブラックダイアルである。
オーストリアとイタリア製のストラップが付属し
ストラップ交換用のバネ棒外しまで付属する
ボックスの代わりに、レザーロールのケースが付属し
ファンの心を刺激する
ストラップ交換用のバネ棒外しまで付属する
ボックスの代わりに、レザーロールのケースが付属し
ファンの心を刺激する
それでは、ラインナップを確認していこう
DENCO53
日本では、あまり人気が無さそうであるホワイトダイアル
ゴールドのインデックスも嫌味ではなく、ビジネスシーンでも重宝しそうである。
ゴールドのエプソン調のストラップの相性も良い
ゴールドのインデックスも嫌味ではなく、ビジネスシーンでも重宝しそうである。
ゴールドのエプソン調のストラップの相性も良い
DENCO53 BLACK
ヴィンテージ感溢れるブラックのハニカムダイアルに
ゴールドのインデックスが、1950年代を彷彿させる。
恐らく、1番の売れ筋ではなかろうか
ゴールドのインデックスが、1950年代を彷彿させる。
恐らく、1番の売れ筋ではなかろうか
DENCO53E
近代的な印象のシルバーインデックス
少々の都会的な印象と、1016の後期に近い雰囲気で
万人受けしそうな組み合わせになっている。
少々の都会的な印象と、1016の後期に近い雰囲気で
万人受けしそうな組み合わせになっている。
実売
果たして、日本に輸入代理する商社は現れるだろうか
問題は、そのリテールプライス。
SSケースにレザーストラップの仕様で、2400ユーロもするのだ。
ケースをイギリスで作った事が、コストアップになってしまったのか
ETAベースの腕時計としては、かなりの高額である
単純に、内外価格差がない事を前提に円換算するとおよそ30万円となってしまうし
並行輸入の場合でも、それを超えると考えられる
このマニアックな時計を30万円代で販売するには、相当の接客力がいるだろう
そんなリスキーな時計の代理店をする商社はいるであろうか
せっかく良い復刻の時計なのに、日本では幻の存在となるではないだろうか
#時計雑誌が教えてくれない時計の話し
問題は、そのリテールプライス。
SSケースにレザーストラップの仕様で、2400ユーロもするのだ。
ケースをイギリスで作った事が、コストアップになってしまったのか
ETAベースの腕時計としては、かなりの高額である
単純に、内外価格差がない事を前提に円換算するとおよそ30万円となってしまうし
並行輸入の場合でも、それを超えると考えられる
このマニアックな時計を30万円代で販売するには、相当の接客力がいるだろう
そんなリスキーな時計の代理店をする商社はいるであろうか
せっかく良い復刻の時計なのに、日本では幻の存在となるではないだろうか
#時計雑誌が教えてくれない時計の話し