2016年5月9日 更新

腕時計100年史 シリーズ④ 腕時計黄金期編(1950~1960年代)

時計が発明されておよそ5,000年が経ちます。 日時計の時代からから始まって、塔時計、置時計、懐中時計の時代へ繋がります。 やがて戦争が腕時計の普及を促し、機械式時計の黄金期に突入。クオーツショックを経て、1980年代に機械式時計が復活、そして現代の自社ムーブ全盛の現代になります。 そんな腕時計が誕生してからの「100年」を、7つの節目に分けて見ていきたいと思います。 今回はシリーズ4、機械式時計黄金期です。

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スポーツウォッチが市民の間で大ブレイク

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当時のロレックスの広告

人々の心をつかんだ自動巻きモデルの利便性

 手巻きムーブは1940年代で、ほぼ技術的な到達点に行き着いたといってもいいです。

それを1950年代、一気に自動巻きの時代へ導いたのがロレックスです。
ダイバーズウォッチのサブマリーナと、冒険者の名を冠にしたエクスプローラーが1953年に誕生し、1957年には航空時計のGMTマスターと立て続けにプロフェッショナルモデルを発表したのです。
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1953年サブマリーナ
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1957年GMTマスター
ロレックスが巧みだったのは、ヒラリーのエベレスト登頂に同行したことや、
深海潜水艇トリエステ号で特殊なオイスターモデルが1万916mまで潜った事実を、
広告にうまく取り込んだことです。

GMTマスターの場合はバンナム航空の正式採用により、
今以上にエリート職だったパイロットのステイタス感を人々に植え付けました。
Who really was first to climb Mount Everest? - Telegraph (7091)

ロレックス
創業1905年
創業地イギリス/ロンドン
懐中時計全盛の時代に、腕時計の将来を見抜いた創業者のハンス・ウイルスドルフは、いち早く機械式時計の技術開発に邁進。1926年、世界で始めて完全防水を実現した「オイスターケース」や、1933年、360度回転式ローターを採用した自動巻き機構「パーペチュアル」、1945年、午前0時に日付が自動的に変わる「デイトジャスト」など、実用性に優れた腕時計機構を数多く開発してきた。
スポーツモデルでも多くの実績を残し、1950年代からは「サブマリーナ」、「エクスプローラー」、「GMTマスター」、「デイトナ」など、現在まで続く人気モデルを展開。2008年には3900m防水の「シードゥエラーディープシー」、2010年には「エクスプローラー」の新作が登場。定番モデルの再編やリニューアルでも、ファンの話題を独占している。
steve mcqueen le mans

steve mcqueen le mans

一方、手巻き・自動巻きにかかわらず、機械式時計は黄金期に突入します。

二度の世界大戦が終わって人々は平和を謳歌するようになり、ジェット旅客機が定期就航した1952年には、名作ナビタイマーが誕生。

レジャーダイビングが普及してくると、ダイバーズウォッチも各社から生まれた。

 レースシーンでは、FIA(国際自動車連盟)による世界選手権として、1950年に現在のF1GPが誕生。1964年にホイヤーカレラを大ヒットさせたホイヤー社は、モータースポーツ界との関係をさらに深めた。

 そしてスティーブ・マックイーンが映画「栄光のル・マン」で着用した世界初の角型防水時計=ホイヤーモナコが完成したのが1969年、宇宙では初めて月面に降り立つという歴史的瞬間に、オメガのスピードマスターが立ち会っていた。
1957年オメガスピードマスター

1957年オメガスピードマスター

オメガ
創業1848年
創業地スイス/ラ・ショード・フォン
1894年意の名作ムーブ「Cai.19」などによって創業当時から世界的なヒットを記録。
NASAの宇宙計画では唯一の公式クロノグラフとして「スピードマスター」が使用された。
 特に1696年の人類初の月面着陸に同行したエピソードは有名です。唯一のムーンウォッチとして君臨。1999年にはコーアクシャル機構の実用化に成功するなど革命の先駆者です。2007年には自社設計ムーブを発表。
The Icons – Breitling Navitimer - Fraser Hart Blog - Fraser Hart Blog (7095)

まとめ

Timekeeping Icon | Volume 6: Rolex GMT-Master • Gear Patrol (7094)

どんどんと実用性が増して一般の人々に浸透していったんですね。

ロレックスもオメガも今でもその多くは当初のモデルの名前が残ってるのですごいです。

さあ次はいよいよ日本ブランドが黙ってませんよ。

腕時計100年史 シリーズ⑤へ続きます。

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