2019年7月27日 更新

バーゼルワールドの未来予想図は?

2019年もバーゼルワールドが終わり、例年通り春から夏にかけてネット、腕時計専門誌ではさまざまな特集や論評が並ぶのものです。しかし今年は少し今までとは違った後味を残し閉幕しています。「将来バーゼルワールドが無くなるのでは?」という噂を残しての閉幕でした。真相はどうなのでしょう?

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バーゼルワールド2019、並ぶマイナスの数字!

Breitling Baselworld Summit...

Breitling Baselworld Summit 2019

2019年、3月21日〜26日まで開催された世界最大の腕時計の祭典、バーゼルワールド2019は各専門誌はおしなべて、新製品のリリース特集が見出しに並んでいました。
そんな中、クロノス日本版だけ【バーゼルの危機】を記事にしていたのです。
少し趣の違った記事で印象的でした。
私も例年、各種雑誌の時計に詳しいメディア関係者の現地での取材記事を確認しています。
しかし明らかに2019年だけは今までとは違う、空気を日本で読んでいても、感じました。
スイスへ行ってない私がこんな感想を書くのも、不相応と思います。
しかし、私も仮にも(素人)時計ライター、また20年近く時計を見続けてきたファンとして、素直に感じた直観です。
そのクロノス日本版の記事で入場者数、展示ブランド、メディア数いずれもマイナスという厳しい主催者発表を記事に掲載したのです。

ブランドにメリットが出ない!

Baselworld 2015

Baselworld 2015

これまで世界最大の腕時計の見本市と言われてきたこのバーゼルワールドにマイナスの要因が生じてきた理由はどこにあるのでしょうか?
バーゼルワールドのメリットは、新製品リリースでの広告効果です。
しかし、この10年ほどウェブ、特にSNSの急激な発展によりバーゼルにおける広告効果は20年前と比較して急激に低下しています。
そのためブランドの立場で見てもかつてほどの広告効果は現在は望めません。また同様の世界的な時計フェアがあることも、バーゼルワールドの絶対的な地位を脅かしています。
またみなさんもご存知のことですが、スウォッチグループのバーゼルからの撤退も大きな要因です。
スウォッチグループは撤退の理由を素直に「SNSなどネットメディアの普及により出展メリットが無くなった」と述べています。

SNSの発展、広告のあり方が大きく変わった10年

ソーシャルメディアコンセプトが光ります。

ソーシャルメディアコンセプトが光ります。

私はSNSの発展、特に動画での投稿が可能になったことが、広告のあり方に変革をもたらしたと思います。
SNSが出始めた頃は、投稿の手軽さによる速報性に注目が集まりました。
General Views - Baselworld ...

General Views - Baselworld 2019

Twitterの初期のテキストのみと比較して画像、そして動画、今やLive映像ですからね。上の写真のように入場者がロレックスのブース前から即ライブ配信できます。

スマホを使って、メディア記者並みに情報を発信する光景は今や珍しくありません。

時計の個人間での売買が増えたことも要因

フリマアプリのイメージ

フリマアプリのイメージ

私の意見として、この20年間で個人レベルでの売買が腕時計でも増加したことが要因と考えます。結果的に売買が増えて、腕時計の商品知識が個人レベルで向上しています。これは個人売買が増え、実際に腕時計を多く手にすることができるようになったからです。
ファッショナブルな女の子オンライン ショッピング

ファッショナブルな女の子オンライン ショッピング

腕時計のオンラインショップも20年前では考えられなかったことです。その気になれば、海外の業者とも取引ができます。

みなさんもChrono24を利用して、売買している人も多いのではありませんか?

バーゼルワールドの未来はどこに?

Business man looking financ...

Business man looking financial graph icon on futuristic virtual screen with technology

バーゼルワールドの主催団体もこの状況を決して楽観しているわけではありません。まずブランドからの要望である「出展料が高い」という声は彼らにも届いているみたいです。
また、スウォッチグループが撤退した「SNSによる広告効果の減少」はバーゼルワールドもここ数年、SNSの公式アカウントを設置しています。
主催者ならではの独自発信にも力を入れており、これも策を考えている雰囲気が見られます。私も見ていましたが、魅力的なアカウントに仕上がっています。
しかし、これまで長年取材をしてきた時計のプロたちが声を上げている、危機には対応すること必要です。

個人レベルでも気軽に見られるような改革を

私は個人的に、SNS対策で、専門家を招き対策を強化する必要があると思います。おそらく、今も対策は取っていると思いますがまだまだ不十分でしょう。
もうひとつは世界中の中古ディーラーや個人ディーラーにももっと門戸を開くのはいかがでしょう?
例えば、主催者が厳選した団体を渡航費を含めて招待することです。その代わりに自前のサイトで必ず発信することを条件での招待、このような試みも面白いと思います。
レター v 白の背景に隔てられた

レター v 白の背景に隔てられた

世界最大の時計のお祭り、無くなるのは寂しいです。ぜひ来年以降のV字回復を狙って主催者に頑張ってほしいですね。

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