2017年3月5日 更新

【時計雑誌を読み返す 7】遂にきた!ロレックス GMTマスター大特集・・・1997年

時計Beginも8冊目。この号からは本格的にロレックスを特集する号が増えていきました。今回はGMTマスター。デイトナ、エクスプローラⅠときて、次にくるのはGMTマスターとの予想でした。(1997年当時)ランゲ&ゾーネも上陸し、数々のスイス時計が紹介されました。

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やはりロレックス

トケマー :: ROLEX / ロレックス :: ROLEX ロレックス GMTマスターⅠ 16700 N番 (111873)

時計雑誌を読み返すシリーズ、今回は時計Beginの前身である「おいしい時計まるかじり」のVol.8です。
時は1997年、1月になります。この年の主な出来事としては、サッカー日本代表がフランスのワールドカップ初出場を決めたり、映画「もののけ姫」が公開されたりといったものがあります。

当時の時計雑誌といえば・・・

thinkstock (112607)

時計に話を戻すと、今回の号からは明らかにロレックスを意識した特集が組まれています。
雑誌「Begin」からは、この「Begin別冊、おいしい時計まるかじり」(現時計Begin)、monoマガジンからは「ウォッチ・ア・ゴーゴー」、Goods Press誌からは「世界の本格腕時計大全」と、この三冊が、当時、わりとカジュアルに腕時計というものの情報に触れられる時計雑誌、もしくはムックだったように思います。
そういった中で、やはり読者が知りたい情報はロレックスに関するものが多かったわけで、これまでのように、色々な時計を紹介するというのも大事だけれども、ロレックスを無視することはもはやできなかったと思います。

ロレックス スポーツ軍団 第三のターゲット

トケマー :: ROLEX / ロレックス :: 【現金特価】 ロレックス GMTマスターⅡ 16710 青×赤 スティックダイヤル Z番 中古A メンズ 黒文字盤 自動巻 2931280 (112602)

1180,000円
そういったわけで、この号ではロレックスGMTマスターをがっつり特集しております。
ロレックスの一つのモデルに焦点をあてて、ここまでの特集を組むのは8冊目にして初めてのことだったと思います。
ある意味、よくここまで引っ張りましたよね。
デイトナ、エクスプローラⅠ、とブームがやってきて、次に来るのがGMTマスターだと。

しかも、赤&青のベゼルではなく、黒ベゼル。Usedでも黒ベゼルは結構見かけるけど、この特集の影響かもしれませんね。

当時現行のGMTマスターを日本ロレックスに持ち込むと、6500円で黒ベゼルに交換してくれたらしいので結構、気軽に交換できたようです。

今でもやっているのかどうかは分かりませんが。ちなみに、GMTマスターⅡはダメらしいです。何故でしょうね。
ロレックス GMTマスターⅡ ウォッチ : 904L スチール - 116710BLNR (112609)

GMTマスターは、現行品からは姿を消し、今はすべてGMTマスターⅡになっています。スチールモデルも二種類発売され、人気も上々ですね。

正規店では入手困難で、並行輸入品はプレミアム価格で売られています。

A.ランゲ&ゾーネ 日本上陸

A.ランゲ&ゾーネ / サクソニア (112610)

現行のダトグラフ
この号で紹介されている、日本初上陸ブランドとして、ランゲ・アンド・ゾーネとアントワーヌ・プレジウソがあります。

ランゲ・アンド・ゾーネは、ドイツの東西分裂により消滅していた会社だそうで、89年にベルリンの壁が壊されて東西ドイツが統一されたのを機に、90年に再興を果たし、96年に日本上陸となったようです。(雑誌自体は97年1月の発売なので)
私は当時まで知らないブランドだったのですが、最初に見たその時に、凄い時計だなと思いました。値段を見る前から大体の想像がつくムーブメントの作りでしたよね。

そんなランゲも、日本に上陸して20年になります。時が経つのは早いものです。

やはり、強烈なブランドというのは、最初からそういうオーラを発しているというのを、まざまざと見せつけられたブランドですね。
A.ランゲ&ゾーネ / サクソニア (112611)

これ見ながらごはん三杯はいけますね

アントワーヌ・プレジウソ

アントワーヌ・プレジウソは、トゥールビヨンなどの複雑ムーブを高級時計メーカーに提供してきた人物で、同期のフランク・ミュラーをおさえ、スイスの時計学校を首席で卒業した凄い人です。  

20年くらい前に、とある百貨店のイベントで新作の発表会があったときに、興味本位で見に行ったのですが、席についていると、お盆みたいなものの上に新作のトゥールビヨンがのせられて順々に回ってきたのでびっくりした思い出があります。

多分2000万円以上したと思うのですが・・・。完全に場違いでしたね。

比較的求めやすい価格でオートマタモデルも発売しています。18世紀~19世紀頃に貴族の間 で流行したのだとか。エロいですね。これが動くとは・・・。
アントワーヌ・プレジウソ|Automaton - オートマタ - (112614)

アントワーヌ・プレジウソ オートマタ

カルティエ パシャC

また、当時人気のあった時計として、カルティエのパシャCがあります。

懐かしいですね。爆発的に売れたステンレススチールのモデルは当時37万円と今では考えられないくらい安くて、今でもつけている人を見かけます。

私の周りだと、かかりつけのお医者さんがつけています。

公式ホームページで確認すると、現行はレディースモデルのみの展開のようで、少し寂しい気がしますね。
 (112617)

アンティークウォッチ

当時は、アンティーク系のロレックスが紙面上でもたくさん紹介されていました。今は、ホームページやネットで検索できるので、そちらで調べる人も多いと思いますが、当時はなかったのでね。

主だったモデルの価格を例によって紹介していくと・・・

60年代ミルガウス 688,000円
85年製エクスプローラⅠ 698,000円
85年製エクスプローラⅡ アイボリー 398,000円
70年代エクスプローラⅡ 378,000円
69年製デイトナ 880,000円
ロレックスの歴史: 1971 -1992 (113118)

70年代 エクスプローラⅡ
毎度のことながら、昔に戻りたい・・・。


93年くらいに限定販売だった、当時ほぼ無名のパネライクロノグラフ(顔はマーレノストゥルム)のデッドストックが250,000円で掲載されているのにも悶絶です。
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パネライ カタログより

まとめ

最初にも紹介したように、この号から明らかにロレックスを意識したものになっております。

当時、私が必ず購入していた雑誌が、この「時計Begin」、monoマガジン別冊の「watch a go go 」、Goods Press別冊の「世界の腕時計大全」の三冊でした。

「世界の腕時計大全」がどちらかといえば高級路線、「watch a go go 」がカジュアルウォッチも紹介していたので、「時計Begin」が一番バランスのとれた一冊だったし、今でもそうだと個人的には思います。

そういうわけで、今ではこの三誌のうち、時計Beginのみが残っています。いつまでも発売し続けて欲しいですね。
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