2017年2月4日 更新

Art of hexagon 究極のステンレスウォッチ 15305ST 【幻のロイヤルオーク】

ステンレスウォッチのカテゴリーにおいて最も価値のある一本とは何か?しばしば腕時計フリークの間ではそんな話になるのでは無いでしょうか。ノーチラス?デイトナ?オーバーシーズ?いえいえ私はロイヤルオークスケルトンだと思います。

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幻のロイヤルオーク

15305ST.OO.1220ST.01 - ロイヤル オーク コレクション (103889)

幻のロイヤルオーク15305ST、私の思う至高のステンレスウォッチ候補の一つです。
金無垢、ダイヤモンドの入った腕時計であれば値段の付け方は飛び抜けてしまって誰が1番かなんてわかりません。
歴史の無いメーカーが作った腕時計の値段はあって無いようなものです。
老舗時計メーカーが作ったステンレスウォッチの中での最強の一本とは何でしょうか?
オーバーシーズですか?デイトナでしょうか?
腕時計好きなコアファンに聞けば数多くの人は「ノーチラス」「デイトナ」あたりとの回答だと思います。
資産性、知名度、デザインどちらもバツグンですね。
私もこの2つのどちらかだと思っておりました。しかしここ最近知り得た情報と実物を見たことによりナンバーワン候補に加えたい腕時計を見つけました。
それがこの「ロイヤルオークスケルトン15305ST」です。
ただし異様に見掛ける事が少ないロイヤルオークスケルトン。何故なら本当に幻の一本であるからなのです。

限られた生産本数

ロイヤルオークスケルトン15305STその2

ロイヤルオークスケルトン15305STその2

生産本数が極小。故に生まれる現行品ながらの希少性。
都内の超有名腕時計販売店の「Y」パテック・フィリップからオーデマピゲ、ウブロに至るまで超高級腕時計の販売に特化した「Y」、正規のブティック限定から自店の別注モデルまで手がける都内最強の販売店の一つである。
ロイヤルオークやノーチラスが好きな人はコチラのお店のお世話になったという人も多いのでは無いでしょうか。何故ならメーカーからの割当本数が多いためレアモデルが手に入る確率が高いお店ということでも有名だからである。
そしてその「Y」でのロイヤルオークスケルトン15305STの年間入荷本数は1本だという事です。前年の生産分が残っていて稀に1年で2本の入荷だそうです。
それもこの製品はストックをせずに完全に受注後の生産という事、そしてもう注文も出来ないという鉄壁のレアウォッチなのです。
ノーチラス5711/1Aが5年待ちの入荷という話ですが、そもそも15305は注文自体が終了しています。広島のオーデマピゲ取扱店にまで筆者も連絡してみましたが発注不可能、在庫なしでした。
まぁ当たり前ですね。「Y」で買えない、注文出来ないのですから、その時点で絶望ですからね。
なのでロイヤルオークのスケルトン仕様を見たことがあるほとんどの人が「金無垢モデル」のはずです。何せステンレスモデルは本当に限られた一部の人の持ち物ですから。
ということで幻のロイヤルオークであるロイヤルオークスケルトン15305STは国内にほとんど存在していない、そしていくら払っても注文も出来ない。
これが幻たる理由です。

製品としての高いレベル

ロイヤルオークスケルトン15305STその3

ロイヤルオークスケルトン15305STその3

ローターの形状、地板の形状にも注目して見てみてください。
でもロイヤルオークスケルトンってロイヤルオークの文字盤外しただけじゃないの?
と言う方もいらっしゃるかもしれませんので書いておきますが、全く別物の機械です。
そもそもロイヤルオークの15300STにあるはずの日付表示がありません。
そしてこのロイヤルオーク15305STに搭載されているムーブメントcal.3129は日本人でありオーデマピゲに在席していた日本人時計師の浜口尚大氏によって15300STに搭載されているcal.3120をベースに再設計されたものだと思います。
ムーブメントの大きさ、使われている人口ルビーの数、テンプとその周囲の歯車の位置から見てもcal.3120をベースにしていると思います。しかしながら金属をくり抜いて肉抜きされた各パーツはもうかつての面影はありません。

内部のパーツの破損リスクを考えて剛性を保ちながら正面からの美観も考えてムーブメントの形状自体をアートとしての域まで昇華させています。

そしてメーカーの公式情報でも明らかにされておりますが、この腕時計のムーブメントは手仕上げ装飾でございます。肉抜きをあらゆる部分に施しているので通常のムーブメントよりもアングラージュ装飾(面取り:金属の端っこを丸く磨く)を何倍もの箇所で行わなくてはなりません。

勿論オーデマピゲですから10倍ルーペで覗き込んでも金属の地肌が見えるような甘い仕上げでは無いので、想像するだけでも途方もない時間をつぎ込んでこのムーブメントを作っている想像がつきます。定価405万円とステンレスウォッチとしては超高額であるロイヤルオークスケルトンですが、それに見合う製品としての高いレベルを兼ね備えている事も事実です。

おそらくステンレスのモデルが少ないのもこのムーブメントが手間が掛かり過ぎる事が一因となっていると思います。
何故なら外側を金無垢のケースで包んでしまえばさらに高い定価で販売することが可能です。しかしステンレスの外装にしてしまえばステンレススチールの原材料費で考えれば定価にもある程度の制限がかかってしまいます。

ですのでメーカー側手間暇かかるムーブメントなのでなるべくなら高額で販売できるゴールドやプラチナのケースに入れて販売したいというのもステンレスケースのロイヤルオークスケルトンが少ない原因の一つであると思われます。

驚異的な資産性の伸び率

ロイヤルオークスケルトン15305STその4

ロイヤルオークスケルトン15305STその4

もちろん腕時計という趣味と資産性は切っても切り離せません。
元々生産当初の定価は200万円台であったロイヤルオークスケルトン15305ST、記録に残っているものでも294万円であったと思います。

今現在の定価は405万円ですが、驚くべきは中古相場は430万円以上、平行品の新品の値段が550万円というので驚きです。特に並行品の新品の値段はノーチラスの5711/1Aを大きく引き離す驚異的な値段になっております。(2017年1月現在)

しかしながら一度売りに出されるとほとんど数日で売り切れてしまうのだから怪物なのです。

もう値段などあって無いようなものです。知っている人は知っているのです。このロイヤルオークスケルトン15305STの希少性を。

ですのでそこに存在するのは恐ろしいまでの売り手市場なのです。ロイヤルオークスケルトンを販売する側の持つ恐ろしいまでのイニシアチブ。

「ガタガタ言う人は買わなくていいです」「この値段で買う人だけ買えば?」

と言わんばかりの強烈な売りて市場が形成されているのです。

それでも明らかに需要が供給を遥かに上回っているのですから驚異的な資産性の腕時計と言わざるを得ません。

まとめ

ロイヤルオークスケルトン15305STその5

ロイヤルオークスケルトン15305STその5

近未来的にも古典的にも見えるリストショット。
今回ご紹介したロイヤルオークスケルトン15305STは

希少性は抜群。

非常に完成度の高い品質。

資産性も文句無し。

と目標にするターゲットとしては申し分ない実力でございます。

腕時計という趣味は面白いものでどんどん欲しいものを買う度に、また次の欲しいものを探してしまうという無限とも言えるループでございます。

ですからこうやって新たな獲物を見つける度に

「こんなの高くて買えないよ」と思う自分の反対側に、

「実際に見てみて着けてみたいなぁ」という悪魔的な自分が芽生えてしまうことも事実です。

そんな対象になりうる時計をどんどん紹介していければと思います。

また蛇の道は蛇という時計を紹介できればと思います。それでは失礼いたします。

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