高性能でコストパフォーマンスに優れた腕時計が多くなった
台風一過の大阪梅田にやってきました。目的は買い物ついでの時計「市場調査」です。関西の腕時計販売の最前線、大丸梅田店の時計売場で目を引いたのがこのブランドになります。SEIKOプロスペックスの中の下のモデルです。
以前も記事にした、プロスペックスはデザインも良く高性能、何よりコストパフォーマンスに大変優れています。
見せて頂いた写真のSEIKOプロスペックスSBDC083です。Diver Scubaはプロスペックスの低価格帯モデルとなります。僕はブランドの哲学が顕著に現れるのがこの低価格帯のラインナップだと思います。この価格帯が充実しているかで、ブランドの本気度が現れるのです。
そして店員さんの話だとこのモデル、入荷するとすぐ売り切れるそうです。今回見たこの腕時計もおそらく、もうショーケースから消えているでしょうね。
ビジネスマンにとって必要不可欠な日付機能
このモデルの定価は85,000円(税抜)です。それでもパワーリザーブが70時間という実用性の高さにとても魅力を感じました。ダイバーズウォッチのパワーリザーブを長くすることは、ケースの厚みが増すデメリットがあります。
まして、ダイバーズウォッチはそれで無くても防水機能を高める必要があるため、極力機能を省きたいのが時計メーカーの想いでしょう。
ただダイバーズウォッチというモデルは今やプロ以外の一般人が使う事がもはやスタンダードになっています。
潜水で使用するだけなら70時間のパワーリザーブは必要ありません。
潜水で使用するだけなら70時間のパワーリザーブは必要ありません。
つまりこのSBDC083はビジネスマンが使うことを前提に作られたダイバーズウォッチなのです。同じようにカレンダーも潜水士が使用することだけを考えたなら不要な機能になります。
しかしビジネスマンにとってカレンダーは不可欠です。
しかしビジネスマンにとってカレンダーは不可欠です。
ビジネスマンにとっての恐怖?は締切が迫ってくることです。
商品や見積の納期・提出は必ずついて回ります。
そのため、通常は卓上カレンダーなどにマーカーで印を付けて、みなさんリマインダーにしているでしょう。
商品や見積の納期・提出は必ずついて回ります。
そのため、通常は卓上カレンダーなどにマーカーで印を付けて、みなさんリマインダーにしているでしょう。
マニアックにならないで、現実的に
そして意外に多いのが、「今日何日だったけ?」という今日の日付を忘れることです。これは忙しい人ほどそのような体験、ありませんか?何事もなく、カレンダーを順に追っている時は日付を忘れることはあまりありません。
しかし、忙しいと以前の事柄が混同し日付が分からなくなるのものです。そんな時、腕時計のカレンダーがあれば日付の確認がすぐにできます。こんな些細なことでもスムーズに日付が確認ができるとビジネスのストレスは軽減されます。
それと70時間あるパワーリザーブは週末と祝日に腕時計を外しても止まりません。そのためカレンダーの調整が不要です。
日付調整は時計の歯車に負担がかかります。できるだけ調整が少ないほどムーブメントには負担が少なく安心です。
長いパワーリザーブはSEIKOがそのことを考慮しているのでは、と感じます。
100万円で1個買うより4個買う方が4倍楽しめる
このプロスペックスのようなコストパフォーマンスに優れた腕時計が増えていることは嬉しい限りです。そのためかつてのように高価な腕時計をオンリーワンで買うより、できるだけ多く腕時計を買った方が楽しめます。
100万の腕時計1個より、予算内で4個買った方が4倍楽しめます。
多くの腕時計との出会いは本当に自分が欲しい腕時計が見つかる可能性が、高まります。購入した腕時計が予想よりフィットしない場合もありますからね。
そんな時、高価な腕時計では手離すのも惜しくなるものです。売却するにしても、高価な腕時計が必ずしも購入価格に近い価格で売れる保証はありません。
幸いコスパに優れたモデルも最近は多くなり中古市場も充実して時計の価格帯は幅広くなっています。
できるだけ多くの腕時計に出会う、オールオブワンな腕時計購入を我々で目指しましょう。
できるだけ多くの腕時計に出会う、オールオブワンな腕時計購入を我々で目指しましょう。