2016年12月16日 更新

【ロレックス】ディープシー事件の真相【裁判の行方は・・・】

時計業界最大手のロレックス。2008年にバーゼルワールドで発表したディープシーだが日本国内の時計メーカーと裁判沙汰になっていた!?時計業界ではタブーとされていたその真相に迫る。

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裁判まで発展したその発端とは

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ことの発端は、ロレックスが2008年にディープシーを日本で発売るすにあたって特許庁にエルジン(株式会社福本電機)※1が持つ「DEEP SEA」という商標を全く使用していないことを理由に、商標登録の取消し審判を求めたことに始まる。
www.courts.go.jp

※1エルジン(株式会社福本電機)
エルジンとは1864年アメリカで誕生した時計ブランド。
20世紀前半にはアメリカを代表するブランドまでに成長したが、その後アメリカ時計業界の衰退と共に事実上消滅してしまった。
その後、日本の福本電機に商標権を買取られ現在では低価格の腕時計を製造している会社。
ja.wikipedia.org/wiki/エルジン

エルジンの主張

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この審判に対してエルジンは、自社で販売されているダイバーズモデル(FK531)の黒文字盤に白で印字されている「WATER RESISTANT」「660ft=200M」という記載の間に赤い字で「AUTOMATIC DEEPSEA」と表記があることからこの商標を現在も使用していると主張する。
www.courts.go.jp

ロレックスの主張

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一方のロレックスは「WATER RESISTANT」「AUTOMATIC DEEPSEA」「660ft=200M」「DATE」の記載は、全体としてこの時計が深海200mでも使用できるという性能を表したものに過ぎないので、エルジンが「DEEP SEA」という商標を使用していることにはならないと申し立てた。
www.courts.go.jp

特許庁と知的財産高等裁判所の判決

【特許庁】
ロレックス側の主張を認め、商標を取消す審決をする。

【知的財産高等裁判所】
エルジンのダイバースモデルの文字盤にある「DEEPSEA」は、商品の品質機能を意味すると同時に、自他商品の識別標識としても機能しているとして、同社が「DEEP SEA」の商標を使用していることを認め、特許庁の商標登録取消しの旨を審決を取消した。
www.courts.go.jp

裁判結果とその後

ロレックスがまさかの敗訴です。
あの天下のロレックスが裁判で負けるとは…。

ですがその後、当初「シードゥエラー ディープシー」という名称を「ロレックス ディープシー」と変えたものの、引き続き「ディープシー」を使って時計を販売し続けています。

その裏には、この裁判でロレックスに上告された後で、エルジンが知的財産高等裁判所への訴えを取り下げており、「DEEP SEA」の商標権者がロレックスに変わっていること。

つまり、エルジンから商標権をロレックスが買取ったってことですかね。

【おまけ】ディープシー(116660)が廃盤に??

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2014年にバーゼルワールドで発表されたシードゥエラー4000(116600)。
「あれ?」っと思ったひとも多かったのではないでしょうか。そうですディープシーからシードゥエラーに戻っている…。
このことから一部の時計ファンからはディープシーが生産終了するのではないかとの憶測が出ているようですね。ロレックスは生産終了は発表しないので真相はわかりませんが(笑)
でも、もし本当に生産終了ということになれば…プレミア価格がつくかも!!!?

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