そもそもカルティエってどんなブランド?
カルティエはみなさまご存知の通り、フランスの高級ジュエリー・時計ブランド。
顧客となったエドワード7世の言葉でもありますが
「Jeweller of kings , king of jewellers」
「Jeweller of kings , king of jewellers」
訳すと「王の宝石商・宝石商の王」という言葉を頂いている、世界的に有名な名門ブランドです。
現在ではリシュモングループの傘下となり時計ではジャガー・ルクルト(ここ重要)や、パネライ、さらにはヴァシュロン・コンスタンタンと同じ傘下になっています。
サントス誕生までのルーツ
時計はプロが使う計器として、何百年も前から。
わたくしたちが生まれる前から大活躍されてきました。
例えばダイバー、鉄道員(ぽっぽや)…そして強い人気を誇るパイロット。
じゃあパイロットウォッチの元祖って何?
例えばダイバー、鉄道員(ぽっぽや)…そして強い人気を誇るパイロット。
じゃあパイロットウォッチの元祖って何?
はい、実はカルティエのサントスが元祖なんですね!
このサントス。生まれてから早100年が経っています。
このサントス。生まれてから早100年が経っています。
カルティエというとジュエリーやレザー用品に目が行きがちで、時計というと時計好きの方々からは敬遠されがちですが、実は老舗中の老舗。
過去の偉大な飛行家といえばあのライト兄弟の名前を聞いたことのある方、かなり多いと思いますが、そのライト兄弟と肩を並べるほど有名だったのが
「アルベルト・サントス・デュモン」
「アルベルト・サントス・デュモン」
ライト兄弟が有名すぎて、若干影に隠れている感はありますが、生前にはヘリコプターの開発にも携わっており、航空業界では知らない人はいないほどの有名人です。
そんなサントスとルイ・カルティエはもともと友達で「飛行中でも手を離さずに使用できる見やすい時計を作ってくれ」との依頼を受けて製作したのがサントスという腕時計。
「アルベルト・サントス・デュモン」の名前をそのままモデル名として使用し名付けられました
開発までの道のり
1900年代頭といえばまだオメガが女性用の腕時計にちゃちゃっとベルトをつけたものが出たくらいのころ。全く人気が出なかったそうです。
カルティエも1880年頃にレディースのジュエリーウォッチを販売したことはありましたが、本格的な時計を作るのは初めて。
じゃあなんでカルティエは命に関わるようなパイロットウォッチの製作を受けたんだよ!となりますよね。
そこには以前より交友のあったエドモンド・ジャガー(ジャガー・ルクルト)がバックについていたんですね。それでスムーズに時計の製作が開始。超薄型キャリバーの大量生産に成功します。
ということは・・・カルティエのムーブメントは全てジャガー・ルクルト製だったんですね。
ちなみに現在カルティエとジャガー・ルクルトは同じ傘下。どうですか。何か運命感じちゃいませんか?
サントスが評価されるポイントその1 世界初が2つ
そう。世界初のことが二つもあります。まずは世界初のパイロットウォッチ!!
そして世界初の一般向けに販売されたちゃんとした腕時計。
この二点に尽きると思います。
そして世界初の一般向けに販売されたちゃんとした腕時計。
この二点に尽きると思います。
世界初のパイロットウォッチであることは上記で記載しましたがこの腕時計を大量生産し、販売を行いました。
懐中時計ならまだしも極小ムーブメントの大量生産はとても凄い出来事であり、これにより他のメーカーも腕時計の製作を本格的にスタートしました。
いわば全ての腕時計の先祖であり、すべてがサントスにつながっていると言えます。
サントスが評価されるポイントその2 敬意を表しすぎ!
パッと見た感じでは四角くて無骨なデザインですが・・・実はケースの角が綺麗に丸みを帯びているんです。
なぜなら
“機体に時計がぶつかっても傷をつけないように”
さらには
“ケースのビスは飛行機のつなぎ目を表している”
おそらくサントス・デュモンさんもびっくりだったでしょうね。ジュエリーブランドに時計を製作してここまでガチなパイロットウォッチを作ってきたんですから。
なぜなら
“機体に時計がぶつかっても傷をつけないように”
さらには
“ケースのビスは飛行機のつなぎ目を表している”
おそらくサントス・デュモンさんもびっくりだったでしょうね。ジュエリーブランドに時計を製作してここまでガチなパイロットウォッチを作ってきたんですから。
まとめ
さて、いかがでしたでしょうか。
どのメーカーよりもいち早く実用化できる腕時計の生産を発売したカルティエとそれに協力したジャガー・ルクルト。
そして100年以上も大きなデザインは変わらずに定番として発売されており、シーンを問わずに使える腕時計として君臨し続けています。
今後もまだまだ人気は衰えることのないであろうサントス。
ぜひあなたの腕にも時代を感じ、少し威張ってみてはいかがでしょうか。
どのメーカーよりもいち早く実用化できる腕時計の生産を発売したカルティエとそれに協力したジャガー・ルクルト。
そして100年以上も大きなデザインは変わらずに定番として発売されており、シーンを問わずに使える腕時計として君臨し続けています。
今後もまだまだ人気は衰えることのないであろうサントス。
ぜひあなたの腕にも時代を感じ、少し威張ってみてはいかがでしょうか。
via www.cartier.jp