一昨年のこと
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今となっては2年前のコレクションからのご紹介。
僕の父が他界した時期のお話し
父は4年と云う長い闘病生活の末、其の努力もままならず残念ながら他界してしまいました。
正直、介護休暇も取り過ごした2ヶ月は僕の中で余り記憶が残っていない
それぐらい、身内の死とは壮絶なものなのである。
まして自分の親であれば…
当時の記録は、このカシオの時計記事を書いていたブログとは別のブログに
書き溜めて長きに渡り忘れない様、そっとおいてある
その時の介護生活の中、共に過ごした時計の中の1本。
これとは別に、父の思い出として絶対手放さないと決めた時計もあるのだけど
このカシオの時計は、2本とも現在手元には無い。
世間一般では、没後2年で3回忌を行うのだが
父は宗派の関係上、今年ではなく来年に3回忌にあたるものを行う。
全く、今年何もしない訳ではないのだけれど
ふと一昨年の記憶を辿るにあたり、その時の僕を支えてくれた時計の1本として
このカシオ サブマリーナーを紹介したいと思う。
僕の父が他界した時期のお話し
父は4年と云う長い闘病生活の末、其の努力もままならず残念ながら他界してしまいました。
正直、介護休暇も取り過ごした2ヶ月は僕の中で余り記憶が残っていない
それぐらい、身内の死とは壮絶なものなのである。
まして自分の親であれば…
当時の記録は、このカシオの時計記事を書いていたブログとは別のブログに
書き溜めて長きに渡り忘れない様、そっとおいてある
その時の介護生活の中、共に過ごした時計の中の1本。
これとは別に、父の思い出として絶対手放さないと決めた時計もあるのだけど
このカシオの時計は、2本とも現在手元には無い。
世間一般では、没後2年で3回忌を行うのだが
父は宗派の関係上、今年ではなく来年に3回忌にあたるものを行う。
全く、今年何もしない訳ではないのだけれど
ふと一昨年の記憶を辿るにあたり、その時の僕を支えてくれた時計の1本として
このカシオ サブマリーナーを紹介したいと思う。
CASIO SUBMARINER MTD-1010
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出会ったのは、リサイクルショップ。
カシオの時計の中古のくせに結構な値段するなぁと思ったのだけど
何故かブライトリングのストラップと尾錠がついており
それを考慮して購入
カシオの時計の中古のくせに結構な値段するなぁと思ったのだけど
何故かブライトリングのストラップと尾錠がついており
それを考慮して購入
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海外でも、"CASIO SUBMARINER"の愛称で親しまれているMTD-1010
90年代初頭のモデルと思われるが、はっきりとしたソースは未だ発見出来ず
MTD-1010は、海外モデルで40nm径
国内モデルは、Refが違い38mm径でダイアルのデザインが少々違うらしい。
90年代初頭のモデルと思われるが、はっきりとしたソースは未だ発見出来ず
MTD-1010は、海外モデルで40nm径
国内モデルは、Refが違い38mm径でダイアルのデザインが少々違うらしい。
元々、モデルはブレス仕様
あくまでもダイバールックなので、泳げるほどの防水性も無くねじ込み式リューズでも無い
ケースは、ステンレススティールでなくクロームメッキと云う安価な作り。
ブルーダイアルは、光沢のあるダイアル。
ベンツ針も雰囲気が良く、インデックスとカレンダーの窓も悪くない
何と言っても、1番質感が良いのはベゼルではなかろうか
あくまでもダイバールックなので、泳げるほどの防水性も無くねじ込み式リューズでも無い
ケースは、ステンレススティールでなくクロームメッキと云う安価な作り。
ブルーダイアルは、光沢のあるダイアル。
ベンツ針も雰囲気が良く、インデックスとカレンダーの窓も悪くない
何と言っても、1番質感が良いのはベゼルではなかろうか
言わずもがな、駆動はクォーツ
ラインアップは確認が取れている分で3種類が存在する。
ブラックにとブルー、そしてホワイトダイアルにブラックのベゼル
ラインアップは確認が取れている分で3種類が存在する。
ブラックにとブルー、そしてホワイトダイアルにブラックのベゼル
CASIO STANDARD と云うシリーズなので、
所謂今流行りのチプカシと云う類いと同じである
所謂今流行りのチプカシと云う類いと同じである
純正のブレスが付属していなかったので、色々とストラップを試してみた。
セイコーのラバーストラップは、やはりチョイスミスで一度も使用する事はなかった
セイコーのラバーストラップは、やはりチョイスミスで一度も使用する事はなかった
ブラックを入手して
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その後、ブラックをヤフオクで入手して
ブルー入手当初からの構想を実現化する事が出来た。
単純にベゼル入れ替えなのだが、自分で外す事が出来きず
時計店に持ち込んだら見事に断わられたので
量販店でバッテリー交換ついでにムーブとダイアルごと入れ替えしたのである
ブルー入手当初からの構想を実現化する事が出来た。
単純にベゼル入れ替えなのだが、自分で外す事が出来きず
時計店に持ち込んだら見事に断わられたので
量販店でバッテリー交換ついでにムーブとダイアルごと入れ替えしたのである
CASIO SUBMARINER D-BLUE
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CASIO SUBMARINER BLACK BAY
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こうして完成した2種のサブマリーナー
出来上がった2種の仕上がりは、なかなか納得のもので
かなり気に入ってはいたものの、結局手放してしまった。
いくらルックスが良くても、カシオはカシオであって
それ以上の何ものでもない。
では、今更ながら買わないが
ロレックスのサブマリーナーを入手すれば、それで良いと云う事でもない。
こう云ったオマージュモデルへの思いは、
買えないから安価なモデルで満足すると云った安易な考えでは無く
モチーフとするモデルへのリスペクトである。
かなり気に入ってはいたものの、結局手放してしまった。
いくらルックスが良くても、カシオはカシオであって
それ以上の何ものでもない。
では、今更ながら買わないが
ロレックスのサブマリーナーを入手すれば、それで良いと云う事でもない。
こう云ったオマージュモデルへの思いは、
買えないから安価なモデルで満足すると云った安易な考えでは無く
モチーフとするモデルへのリスペクトである。
結局、僕は完成して写真を撮った時点でこのモデルへの思いは昇華した
あの頃、末期だった父は
もう手の施しようがなくホスピスに移って、避けられない運命に向かって
ただただ日々過ごすしかなかった。
その頃、母が昔の病気が再発し緊急に入院する事になってしまい
当時、本当に八方塞がりであった。
母はまだ現在も入院している
あの頃、末期だった父は
もう手の施しようがなくホスピスに移って、避けられない運命に向かって
ただただ日々過ごすしかなかった。
その頃、母が昔の病気が再発し緊急に入院する事になってしまい
当時、本当に八方塞がりであった。
母はまだ現在も入院している
僕は、どうしても全ての感情の拠り所を時計に頼ってしまう
時計の事を考えていると、苦しい思いが救われる
何か悩みや不安を抱えた時に、時計の事を考えると気分が落ち着く。
なにかの節目や、行事があれば時計を新調したくなる
単なる生粋の時計変態であり時計中毒なのである。
モチベーションの持って行き方を時計に頼り、気持ちのアップダウンを時計が司る
時計の事を考えていると、苦しい思いが救われる
何か悩みや不安を抱えた時に、時計の事を考えると気分が落ち着く。
なにかの節目や、行事があれば時計を新調したくなる
単なる生粋の時計変態であり時計中毒なのである。
モチベーションの持って行き方を時計に頼り、気持ちのアップダウンを時計が司る
父が他界した前後の数ヶ月、何本かの時計が僕を支えてくれた。
このカシオ達もそうである。
僕は時計を入手してからよりも、寧ろ入手するまでのプロセスが快感である。
時計に関しては、常に購入しないといけない切迫感念があるのだが
そう次々に心奪われるモデルに出会える訳ではなく
今の気分、カッコいいと思えるモデルを常に模索している
このカシオ達もそうである。
僕は時計を入手してからよりも、寧ろ入手するまでのプロセスが快感である。
時計に関しては、常に購入しないといけない切迫感念があるのだが
そう次々に心奪われるモデルに出会える訳ではなく
今の気分、カッコいいと思えるモデルを常に模索している
時期により、手持ちのコレクションの種類は随分と内容が変わり
この2年前と比べると現在は、2本を除いて全く違うコレクションとなっている。
僕の時計コレクションは、その時の僕を反映しており
このカシオ サブマリーナーも、介護生活の僕の何かしらの感情の現れであった。
そして、この2本が完成された事によって
逆にこの時計との生活にも終止符が打たれる事となった。
ありがとう
カシオ サブマリーナー
#時計雑誌が教えてくれない時計の話し
この2年前と比べると現在は、2本を除いて全く違うコレクションとなっている。
僕の時計コレクションは、その時の僕を反映しており
このカシオ サブマリーナーも、介護生活の僕の何かしらの感情の現れであった。
そして、この2本が完成された事によって
逆にこの時計との生活にも終止符が打たれる事となった。
ありがとう
カシオ サブマリーナー
#時計雑誌が教えてくれない時計の話し