2017年8月19日 更新

【ロレックス】セラミックに満たされる腕時計

ロレックスには、サブマリーナー、GMTマスター、デイトナ、ヨットマスター、シードゥエラーなどセラミックを使用したモデルが増えてきている。ほかにも様々な高級時計メーカーがセラミックパーツの使用を増やしている。それはどんな理由によるものなのか?果たしてユーザー側の反応はどうなんだろうか?個人的な見解を書いてみました。

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オイスターケース - ロレックスの時計製造 (140966)

腕時計のセラミック化

現代の腕時計は日に日にセラミック化が進んでいる!



このことを嘆くわけではないが、

なんでもセラミックにしてしまうのは

なんだか味気ない気がするのは私だけだろうか?


どうして時計メーカーはセラミックを目指すのか?

今回は腕時計のセラミック化について考えてみることにした。
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セラミックってなんだ?

まず最初に、腕時計に使われるセラミックとはなんなのか考えてみる。


一般的にセラミックとは、
陶器や磁器などのように無機物を焼き固めたものというイメージがあるが、時計に使用されるのは

いわゆる「ファインセラミックス」である。

硬度が高く、耐熱性、耐食性、電気絶縁性に優れており、世の中の様々ところで活躍している素材である。
Bowl women potters are maki...

Bowl women potters are making in studio

Closeup of a girl with beau...

Closeup of a girl with beautiful smile at the dentist

これもセラミックだった!

一例として、時計好きな皆さんの良く知っている部品で言うと、

風防に使用されている

「サファイヤクリスタル(ガラス)」

言ってみればこれもファインセラミック技術の一つである。

これはサファイヤの粉末を非結晶状態(非晶質)で合成した非常に硬質で透明度の高い、高品質な工業製品だが、成分はあのサファイヤと同じAl2O3(酸化アルミニウム)でできてるというのはなんだか不思議で面白い。

もしかすると、サファイヤクリスタルは、一般的なガラスを強化したもののようにイメージしている方も多いのではないかと思う。


それぐらい、ファインセラミックは、知らぬ間に形を変えて入り込んでいる素材だと言える。
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セラミックパーツの嫌いなところ

そんなセラミック素材が腕時計のパーツをどんどん浸食し、旧素材に取って代わっているのだ。


代表的なパーツに、

・ベゼル
・ケース
・ブレスレット

などが挙げられるが、

シャネル J12 などは、ムーブ、文字盤等の一部のパーツ以外が全てセラミックできており、オールセラミック製と言っても良いくらい、セラミックの割合が多い。


でも正直、初めて触った印象は、「なんだかオモチャっぽい」だった。


ステンレススティールより軽く、光沢があり、手触りも滑らかなところがセラミックの特徴であるが、ブレスまでセラミックにしてしまうと、軽さや見た目のアクリル感から、安っぽさが際立ってしまい、どうにも買う気がしないのである。

(ユーザーの方すみません。あくまで個人の主観です。)
マドモアゼル J12 - H5241 - CHANEL (141754)

傷つくことを恐れるな!

個人的には、腕時計は時間を知るためだけにあるのではなく、


「時計=単なる工業製品でない魂を持った機械」

であると思っている。


刻々と時を刻み続けるその中身を開けてみると、
「1秒」という世界共通単位を紡ぎだすために、
長い年月をかけて造り出してきた先人たちの努力の結晶が垣間見える。

そういったところにロマンを感じている男は少なくないはず。


ケースやベゼル、ブレスにおいても、
傷がつく、劣化することを恐れて、
ただただ頑丈な製品に置き換わっていくのは
残念なことである。

とはいえ、もちろんそこにもメーカーの努力がある事を忘れてはならない。
ロレックス コスモグラフ デイトナ ウォッチ : 18 ct エバーローズゴールド - 116515LN (142331)

セラクロムベゼルの開発

ロレックスが特許を取った『セラクロムベゼル』の開発努力は素晴らしい。

特許を調べてみると、

ジルコニアに独自調合した成分を微量添加して
安定化したものを射出成型し、
顔料を短時間含浸させて1000度前後で予備焼結。

常温で半日~1日かけて乾燥し、
その後再び1500度の高温で焼結。

最終研磨を行うことで表面が滑らかになり、
ツヤのある光沢が出る。

ロレックスの極めて硬いセラミックベゼルはこのように製造されているようだ。ベゼルの製造には約40時間をかけるという。(メモリのコーティング処理含む)
ロレックス GMTマスターⅡ ウォッチ : 18 ct ホワイトゴールド - 116719BLRO (142328)

バイカラーベゼルの難しさ!

成功までには気の遠くなるような研究が行われた。


特に、より複雑なバイカラーセラミックベゼルの着色には、2色のセラミックの境界線を鮮明にするために数々の試行錯誤が行われたようだ。

溶液の種類、含浸の時間、乾燥の時間、焼結温度、

焼結後の境界線を確認するための粉砕、研磨・・・。

まさに化学ではあるが、
確かにここにも職人魂は存在するのである。

ロレックスの覚悟が見えた

ロレックスのセラクロムベゼルを調べるにつれ、メーカーとして相当の努力をして改善に取り組んでいるのがわかった。


セラミック化には、おそらくロレックス内でも議論があったことと思う。個人的には、従来のメタルの良さを残したいという意見もあったと信じたい。しかし、最終的には、ダメージ、経年劣化、中長期にわたるメンテナンス効率など、総合的に鑑みての結論だと思われる。
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セラミックの良いところ

セラミックに置き換えれば、キズや経年劣化によるパーツ交換が少なくて済めば、その分ユーザーもメンテナンス費用が安く済む。

キズがつかず、経年劣化がなく(長い目で見て正確にはあるが)、いつまでもきれいな状態で使用できることが最大のメリットだ。
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ほどほどにしてね!

メーカーにとっても、経年劣化を抑えることで、大量の交換用パーツを在庫として持たなくて済むのは財務的に利がある。


総合的にみると、
ユーザー満足度も上がる=企業イメージアップとなり、
セラミック化には良い事もたくさんあるとわかった。


しかし、いち時計ファンとしては、傷つきやすい素材が醸し出す『味』を大切に思っているのも確かである。

ロレックスさん、丈夫な時計作りもほどほどに、アジのある時計作りをお願いしゃす。
ロレックス公式サイト (145409)

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