2017年10月26日 更新

【時計雑誌を読み返す 17】1900年代最後の時計グランプリの行方は・・・

時は1999年、冬。まさに20世紀の終わり、ミレニアムの頃に発売された時計Beginを読み返しながら、当時の時計業界を思い返す企画でございます。もう、17年も前のことになるのですね。ちなみにこの号の表紙はランゲ&ゾーネのダトグラフでした。

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時計雑誌を読み返すシリーズも、ようやく20世紀、最後の号となりました。
いつものように、「時計Begin」の今回はvol.18になりますよ。
時はミレニアム。
当時のことはあまり覚えていませんが、そこそこ盛り上がっていたように思います。
1999年の出来事ですが、前回にも申しましたように、意外と大きな事件って起こっていないんですね。
わりと平穏な年だったのかもしれません。

デイトナ大捜査網?

それでは、さっそく中身を見ていきましょう。
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まず、最初の特集は、「デイトナ大捜査網」と銘打って、全国のショップをまわって、手巻きデイトナを中心に、徹底的に調査した結果が掲載されています。
その数、実に98本。
当時としては、相場が上がったとはいえ、今から見れば、まだまだ可愛らしいものです。
少し例を挙げると
Ref.6262 ポールニューマン 1,980,000円。ジャックロード。
Ref.6263 ポールニューマン 2,858,000円。 AMI。
Ref.6263 プラスチックベゼル&黒ダイヤル 1,650,000円。 マドゥーラ。
Ref.6265 黒文字盤 1,460,000円。 キャリバー大阪。
Ref.6265 オイスターケースのポールニューマンダイヤル 黒文字盤。おそらく、当時も今も、これが一番レア度が高いモデルかと思いますが、お値段2,680,000円。
当時はこれでも、もの凄く高いと思ったのですがね。今だと、借金してでも買いたくなるほどの夢のような価格ですね。

おそらく、1000万円を超えてくるモデルもゴロゴロとでてくるのではないでしょうか。

たった、17年ほどで、こんなことになるのですね。

この先、10年後とかも楽しみですね。

1900年代最後の時計グランプリ

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時計Beginには、名物企画として、創刊当時から、年一回おいしい時計グランプリという企画があります。

その年に発売された新作の中で、色々な部門に分けてグランプリモデルを選び、総合グランプリも1本選び出すというものです。

人気投票ではなく、雑誌の編集長や、時計に造詣の深い方々が、色々な角度からグランプリを選ぶというもので、それこそ、色々な時計が紹介されているんですね。

ノミネートの中にも、王道のロレックスが入っていることは稀で、そういう意味では、時計好きの裾野を広げるのに、かなりの貢献を果たしたのではないでしょうか。

次元を超えた傑作

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映えある総合グランプリは、ランゲ&ゾーネのダトグラフとなりました。

この年のバーゼルフェアで、パテックフィリップの社長にライバルブランドを聞いたらしいのですが、一番に名前が挙がったのが、ランゲ&ゾーネだったとか。

誕生というか、復活して5~6年と間もないのに、早くもこの時からステータスを築いていたのですね。
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スケルトンバックから拝むことのできるムーブメントは、まさに芸術の域、工芸品とでも呼ぶべきものであって、単なる腕時計ではございません。

その他のグランプリは?

総合グランプリはダトグラフでしたが、その他の部門はどうだったのでしょうか。

主だったものを紹介していこうと思います。

まずは、クロノグラフ部門。グランプリはジラール・ペルゴのスクーデリアでした。

スプリットセコンドクロノグラフに加え、8分の1秒単位で時間経過を計測する赤い針がついていて、それがビュンビュン回転するんですね。

複雑時計部門では、IWCのダ・ヴィンチ トゥールビヨンがグランプリを受賞しました。ダ・ヴィンチといえば、今年復活しましたね。
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また、新機構部門として、オメガのコーアクシャルが受賞しています。

この年にコーアクシャルが誕生したのですね。

今ではもう、オメガではお馴染みの機構ですね。
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まとめ

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

いかがでしたでしょうか。

個人的には、大好きなパネライの40mmブレスレットモデルが発売されたのがこの年で、かなりの衝撃を受けたのを覚えております。

時計店のスタッフの方に、ブレスレットモデルが出たら必ず買うと言っていたもので、まさかそんなに早くにブレスレットモデルが発売されるとは思ってもいなかったので、焦りましたね。

もちろん、すぐには買えませんでしたが・・・。

そんなこんなで、1900年代も終焉を迎え、21世紀へと突入するのでありました。
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